職業音楽家というアスリートの身体 | パーソナルトレーニング
こんにちは、リラトレトレーナーの前田です。
10月に、ドラマーの妻のバンド「Famous Japanese」に帯同して、韓国に行ってきました。
そこで、バンドメンバーのコンディショニングを担当し、
音楽演奏家の方々の身体がまるでアスリートであることを実感しました。
前田 啓人 : ライター(リラトレトレーナー)
東京都中野区生まれ。理学療法士。
2013年に国家資格の理学療法士免許取得後、病院(急性期、回復期、療養、訪問)、デイサービス、訪問看護ステーションで10年臨床経験を重ね、2023年4月にリラトレ トレーナーとしてリラトレを開業。
3月にタイ現地にて政府認定タイ式マッサージのインストラクターの資格を取得。
2024年より整形外科クリニック勤務。4月大学院(保健医療学修士課程)入学。
野球と筋肉が好きなオタク。
演奏家の身体はまるでアスリート
特に印象的だったのが、パーカッション奏者のTAKAFUMIさんです。
指から前腕、肩にかけての筋肉が太く柔らかく、
両腕はまるで大きく頑丈なグローブと籠手を付けているようでした。
楽器を叩く時に大きな音が鳴るのも納得です。
TAKAFUMI PERCUSSION CHANNEL : Youtube
パーカッションが好きな方のための情報発信チャンネルを運営されています
演奏家の身体ケアの重要性とは?
TAKAFUMIさん曰く、「体幹と上半身を鍛えている」とのこと。さすがです!!
しかし、両膝がO脚となっていて、膝周りと背中と腰が硬かったのです。
パーカッション演奏時の姿勢で、常に大きな太鼓(ダラブッカ)を両膝で挟んで固定しているため、両膝の筋肉(特に内側)が短く硬くなりやすいと考えられます。
それが影響しているのではないかと考えました。
身体の問題が演奏に影響を与える理由
背中周りの筋肉が硬いまま楽器を叩き続けると、心肺機能への負担がかなり大きくなります。
そこで、両膝周りと背中の筋肉が柔らかくなるようにコンディショニングを行いました。
音楽演奏家の方々はそれぞれ常人離れしている部分と、職業病のように身体に問題を抱えている部分が同居しています。
それを少しでも楽にすることが、トレーナーとしての務めだと、韓国での経験を通じて深く感じました。
貴重な経験でした。
まとめ
職業として楽器を演奏する方は、身体の特定の部位に負担がかかりやすい傾向にあります。
そのため、身体のケアを怠ると、怪我やパフォーマンスの低下につながる可能性があります。
音楽演奏家の方々に向けて、身体のケアや、長く演奏を続けられる方法をお伝えできればと願っています。
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リラトレで出来ること
① お話を伺って、病院受診が必要かどうかのご提案が出来ます。
② 痛めた直後の場合、痛めた箇所の周りの箇所のリラクゼーションやストレッチ、トレーニングを行い、痛めた箇所への負担を楽に出来ます。
③ 痛めてからしばらく経っている場合、痛めた箇所のリラクゼーションやストレッチ、トレーニングを行い、痛めた箇所そのものを楽に出来ます。
④ なぜその場所を痛めたのか、間接的な原因を探り、その原因へのアプローチをすることが出来ます。
⑤ ご自身で行える対処方法のご提案が出来ます。
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お体についてお悩みの方、ぜひお待ちしております。
宜しくお願いします。
リラトレトレーナー 前田 啓人