【フィンランド】ヘルシンキで深呼吸。幸福度1位の国で見つけた、私の「好き」な暮らし
幸福度1位の暮らしで見つけた、フィンランドの「幸せのヒント」
こんにちは!
リラトレトレーナーの前田です!
2025年6月、私たちは妻の仕事の関係で、ドイツのベルリンを訪問することになりました。
夫婦でヨーロッパを旅するのはこれが二度目。「この機会にもう2〜3カ国寄れるかもね?」と、
妻が地図を見ながら言ったとき、
私の頭に真っ先に浮かんだのがフィンランド🇫🇮でした。
ずっと気になっていた国。いつか行けたらいいなと思って、実はフィンランド語までこっそり勉強していたのです。
ベルリンのついでに、フィンランドのヘルシンキに寄れるんじゃない?
その妻のひとことに、私は食い気味に「行く!」と即答。
まるで条件反射でした🐶💨
こうして経由地はフィンランドに決定です。
なぜここまでフィンランドに惹かれていたのか、
自分でもはっきりとは分からなかったのですが、今思えば、その根っこにはある体験がありました。
きっかけは、オスロで見た『幸せそうな人々』
話は少し遡って、2022年のこと。
ノルウェーのオスロ🇳🇴に滞在していたとき、「みんな、幸せそうだな」と感じる場面に何度も出会いました。
街を歩く人たちの穏やかな表情、空気のゆったりした流れ、
日本ではなかなか見かけない「パパ友の井戸端トーク」。
あの北欧での原体験がきっかけで、私は「本当の幸せって何だろう?」と真剣に考えるようになりました。
帰国後には働き方を見直すほど、大きな影響を受けたのです。
だからこそ、同じ北欧でありながら『世界幸福度ランキング1位』と言われるフィンランドは、
その「答えのヒント」があるような気がして、自分でも気づかないうちに特別な憧れを抱いていた国でした。
そんなフィンランドへの旅が、いよいよ現実のものになったのです。
ワクワクしかない🐶✨
「待つの、やめました」。移動が心地いいと、心はもっと楽しくなる
ヘルシンキに着いて、まずビックリしたのが移動の快適さ!
次から次へとやってくるトラムに乗れば、市内のどこへでもスムーズに行くことができます。
1日乗り放題のチケットが約1,500円というのも、お手頃で嬉しいですよね🌳
交通アプリも、これがまた優秀で。
ルートを調べるのも、チケットを買うのも、決済も、ぜーんぶスマホ一つでOK。
旅人にとって本当にありがたい存在でした🎶
さらに感動したのは、カフェで隣になった地元の人に教えてもらった話なんですけど…。
「トラムが今どこにいるか」だけが分かる、すっごくシンプルな専用アプリがあるんですって。
友達とコーヒーを飲みながら画面をちらっと見て、あ、そろそろ行こうかって感じでね、ちょうどいいタイミングで外に出る。
だから、慌てて話を切り上げる必要なんてないんだと、楽しそうに話してくれました。
この、時間に追われない感じ、すごく良くないですか?
せかせかしすぎず、かといって不便でもない。
効率ばかりを追い求めないけれど、無駄もない。
暮らしの中に、こういう心地よいリズムが設計されていることに、なんだか感動してしまいました。
普段から「待つ時間がもったいない!」ってタイプの妻も、「このくらいのゆるさと便利さのバランスがちょうどいいね」と、すっかり気に入った様子。
移動がスムーズというだけで、日々の心地よさがこんなに違うんだなと、二人で実感したのでした🐶✨
図書館で昼寝?幸福度1位・フィンランドのやさしい日常
ヘルシンキ大聖堂やエテラ港など有名な観光スポットを巡り、あたたかいコーヒーを飲んで。
…と、文章にすると優雅に聞こえますが、実はこのとき、私たちは結構ヘトヘトでした。
初夏のはずなのに、天気はどんより曇り空で、気温はまさかの10度!
32度の東京にいた身体には、もう寒くて寒くて。
どこかで暖まりたい…
ちょっとでいいから横になりたい…🥶
そんな私たちの前に救世主のように現れたのが『ヘルシンキ中央図書館 OODI』だったんです!
近未来的で、木の温もりがすごく素敵な大きな建物。
中へ足を踏み入れ、2階へ上がると、
広々とした絨毯のスペースで、大勢の人が思い思いの時間を過ごしているのです。
靴を脱いでゴロンと横になる人、上着を毛布がわりに読書する人、
パソコン作業に集中する人、コーヒー片手におしゃべりしてるグループまで。
日本の図書館🇯🇵にありがちな「静かに!」という雰囲気はまったくなく、
それでいて、意図的に騒がしくする人もいないのです。
『迷惑をかけなければ自由』という空気がまるで当たり前のように流れていて、
でも、誰もその自由を乱用しない。なんとも言えない安心感がありました。
私たちも、自然に靴を脱いで、絨毯の上にごろん。
図書館で、誰にも気兼ねなく思う存分うたた寝する。
こんなに気持ち良いことが、他にあるでしょうか(いや、ない)🐶✨
市民の「やってみたい」を無料で叶える場所
気持ちよく昼寝から目覚めて、館内を少し歩いてみると…。
OODIのすごさは、これだけじゃなかったんです。
同じフロアをぐるっと歩いてみると、
出るわ出るわ、すごい設備の数々。
3Dプリンターやミシンがずらりと並ぶ工房、
プロが使うような録音スタジオ、作曲用の個室、
マリオカートで白熱してるゲーム部屋まで!
しかも、予約さえすればぜーんぶ無料で使えるって…信じられます?
音楽家でもある妻は、プロ仕様のレコーディングスタジオの前で、目を輝かせていました😎👩💻
「採算を考えなくていいなら、もっと自由に音楽を創れる。これは、すごいことだよ。」
その言葉を聞いて、私も心の底から思いました。
ええ、確かに。この税金の使い道、素晴らしすぎる…!🐶✨
ヘルシンキの夜。タダで聴けるコンサートのレベルが異常だった件
OODIの衝撃と心地よさに、もうすっかり満足していた私たち。
ですが、ヘルシンキのすごさは、まだ終わりませんでした。
向かいにある『ヘルシンキ・ミュージックセンター』にも何気なく立ち寄ってみると、「無料コンサート」の文字が。
思わず「え、これも!?」と妻と顔を見合わせてしまいました。
ステージに上がっていたのは、シベリウス音楽院の先生と学生たちによるサックスアンサンブル🎷
バリトンサックスの深く豊かな音色に、ソプラノからアルト、テナーまでの旋律が美しく重なっていきます。
その演奏は本当に素晴らしく、隣に座るプロの妻が、そっと息をのんだのが伝わってきました。
あのレベルの演奏を、ふらりと立ち寄って楽しめる。
この体験が無料だなんて、信じられませんでした・・・!!
もう一度だけ言わせてください。
タダ!!!
いやほんと、税金の使い道、素晴らしすぎでは?(本日2回目)🎷🎵👏
油絵のような森と湖へ。『かもめ食堂』の舞台で深呼吸
翌日はちょっと足を伸ばして、映画『かもめ食堂』のロケ地として有名なヌークシオ国立公園へ行ってみることに。
電車とバスを乗り継げば、ほんの1時間ほど。都会から一気に大自然へワープした感じ!
しかも、目的はハイキングだから、交通費以外にお金はかかりません。
バスを降りた瞬間、ふわっと鼻に届いたのはハーブのような香り🌲✨
スーッと爽やかで、日本のヒノキとは違った、なんだか心地いい香りなんです🇯🇵
思わず「美味しそう」と呟いたのは食いしん坊の私(笑)🐶
30分ほど歩いたところで、視界が開けて、あの、かもめ食堂のポスターで見た湖が目の前に広がっていました。(ちなみに、途中の無料駐車場までマイカーでも来られるみたい。「次はレンタカーもいいね」なんて、話したり🚗)
クリスマスツリーのような針葉樹がつくる緑のグラデーション。
湖面に映る空と森。水辺の植物がアクセントになって、
まるで一枚の油絵のような風景でした。
香り良し、音も良し、景色も最高。
「もうここに住む!」と妻に口走りました🐶笑
湖のほとりでは、サウナで温まった家族が、そのまま楽しそうに湖へ。これぞフィンランドのサウナ文化ですね。
見ているだけで、こちらまで幸せな気持ちになります👀✨
湖の水温を確かめ忘れたのだけが心残り⚡️
森のカフェで過ごす、何でもないけど贅沢な時間
サウナ小屋の隣にあった小さなカフェにも立ち寄りました。
店員さんが、お弁当を食べながら笑顔で迎えてくれたのが、なんとも印象的。
ここでは「見栄えより、自然体」が当たり前。
競合店もない。都会のようなスピード感もない。
でも、その“のほほん”とした空気が、すっかり私たちのツボにハマってしまいました。
こういう雰囲気、大好きだ…!!
ヘルシンキは「何気ない暮らし」が、すごくしやすい場所だった
コンドミニアムに戻って、備え付けのお洒落な食器で食事をしながら、旅を振り返りました。
誰でも気軽に文化に触れられる図書館や音楽ホール。自然がすぐそばにあって、しかも無料で楽しめること。
物や場所をみんなでシェアするのが当たり前になっていること。
それって、とてもエコロジーで、すごく豊かな考え方だよねって。
もちろん、高い税金がその背景にあるのだと思いますが、
そのお金が「ちゃんと暮らしの土台を支える」ために使われていることが、肌で実感できました。
「大学院まで教育費が無料だったり、医療費もほとんどかからない。だから、みんな安心して新しいことに挑戦したり、学び直したりできるんだね」💪
「もし仕事が見つからなくても、手厚い保障があるから、自分の人生をじっくり選び直せる。本当に、よく出来てるよね」🌿
二人で会話しながら、深く頷いていました✨✨
それでいて物価は、今の日本より少し高いくらい。
最後に:何気ない日常を、慈しむこと。それが、幸せのヒントだった
今回の旅で感じたのは、
フィンランドが『人生を選びやすい国』、
そして『飾らない生活を、ちゃんと楽しめる国』だということ。
誰もが気軽に文化に触れ、美しい自然と共に生きる。
自分のペースで働き、休み、そして学び直すこともできる。
世界幸福度ランキング1位の理由が、ほんの少しだけ見えたような気がしました。
きっとこれからも、私はこの問いを追い続けるでしょう。
「幸せって、なんだろう?」
でも、今回のヘルシンキ旅行が、そのための大きなヒントをくれたことは間違いありません🇫🇮
次回予告
次回は、旅の中で出会った『フィンランドの絶品コーヒー』についてご紹介します☕️
お楽しみに!
前田 啓人 : ライター(リラトレトレーナー)
東京都中野区生まれ。理学療法士。
2013年に国家資格の理学療法士免許取得後、病院(急性期、回復期、療養、訪問)、デイサービス、訪問看護ステーションで10年臨床経験を重ね、2023年4月にリラトレ トレーナーとしてリラトレを開業。
3月にタイ現地にて政府認定タイ式マッサージのインストラクターの資格を取得。
2024年より整形外科クリニック勤務。4月大学院(保健医療学修士課程)入学。
野球と筋肉が好きなオタク。
リラトレで出来ること
① お話を伺って、病院受診が必要かどうかのご提案が出来ます。
② 痛めた直後の場合、痛めた箇所の周りの箇所のリラクゼーションやストレッチ、トレーニングを行い、痛めた箇所への負担を楽に出来ます。
③ 痛めてからしばらく経っている場合、痛めた箇所のリラクゼーションやストレッチ、トレーニングを行い、痛めた箇所そのものを楽に出来ます。
④ なぜその場所を痛めたのか、間接的な原因を探り、その原因へのアプローチをすることが出来ます。
⑤ ご自身で行える対処方法のご提案が出来ます。
ご予約はこちら
お体についてお悩みの方、ぜひお待ちしております。
宜しくお願いします。
リラトレトレーナー 前田 啓人