リラトレ通信

リラトレ トレーナーによる自由気ままなブログです。

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2025年初夏、妻の仕事に同行し、フィンランドのヘルシンキを訪れる機会がありました。

北欧の穏やかな空気、静かで丁寧な暮らし。

そして、国民一人あたりのコーヒー消費量が世界一という国、フィンランド。

滞在中、私は3つのカフェを巡ることになるのですが、

そこで出会ったコーヒーは、どのお店も、

人生で一番美味しいかもしれない……!

と、本気でそう思えるレベルの一杯だったのです。

 

この感動は、もう書かずにはいられません🔥

コーヒーに詳しいわけではない私が、ただただ心を揺さぶられた北欧コーヒー体験。

その感動を、みなさんとただただ共有したいと思います ☕️✨

フィンランドには「自然享受権」という素敵な文化があって、
誰でも森に入り、ベリーやきのこを自由に摘むことができるのだそうです。

🔽前回の記事

【フィンランド】ヘルシンキで深呼吸。幸福度1位の国で見つけた、私の「好き」な暮らし

 

フィーカ文化とフィンランドの朝🥐☕️

まず、北欧には「フィーカ(Fika)」という文化があります。

これはスウェーデンを中心に広まっている習慣で、仕事や作業の合間にコーヒーを飲む時間のことです。

北欧のコーヒー消費量は世界有数で、日本の感覚からすると驚くほど、彼らはコーヒーブレイクという時間を大切にしています。

フィンランドにも「カハヴィタウコ(kahvitauko)」と呼ばれるコーヒー休憩の文化が深く根付いており、一日に何度も休憩をとるのが当たり前なのだそうです。

では、なぜこれほど頻繁にコーヒーを飲むのでしょうか。

 

 

その目的は、気軽なコミュニケーションにあるといいます。

フィーカは単なる休憩ではない。アイデアが生まれ、情報が共有され、信頼関係が築かれる「聖なる時間」とさえ言われているのだそうです!

あるレポートによれば、平均的なスウェーデン人は一年で227時間、つまり約9.5日間もフィーカに費やすとか。

しかも、そのうち7.5日は職場だというのですから、驚きですよね。

 

そして、北欧のコーヒーブレイクに欠かせないのが焼き菓子です。

フィーカでは、コーヒーと一緒にお菓子を食べるのが一般的なスタイルで、

特にシナモンロールは、やはり一番の人気だそうです。

 

コーヒーが文化として深く根付いているからこそ、

どのお店でもごく自然に、美味しい一杯に出会えるのかもしれません☕️✨

 

1軒目『Ekberg 1852』(エクベリ)──美術館のような空間で。絶品コーヒーと巨大シナモンロール

最初に訪れたのは、ヘルシンキ中心部のブールバード通りにたたずむ、

フィンランド最古のカフェ&ベーカリー、『Ekberg 1852』です。

創業は1852年、170年以上の歴史を持つ老舗で、

地元の人々にとっては「特別な日に訪れたい場所」として愛されてきました。

 

クラシカルなヨーロッパの雰囲気が漂う店内。

一歩入るとまるで美術館のようで、ここで飲むコーヒーは、一日の始まりにぴったりでした🎶

 

で、肝心のコーヒーが、衝撃的でした。

酸味が強く、フルーティー。なのに飲みやすく、味わいは深い⚡️

まるで上質なワインのような複雑さと奥行きを持ちながら、スッと身体に染み渡っていく感覚🍷

今まで日本で飲んできた、“苦味とコク”を追求するコーヒーとはまったくの別物でした。

これはもう、芸術です🐶🎨✨

 

しかも、この一杯を淹れてくれたのは、日本のカフェでも見かけるような、若い普通の店員さんでした。

きっと特別なバリスタというわけではない。それでも、こんな味が出せてしまうなんて……。

フィンランドのコーヒー文化、一体どうなっているんだ?

 

東京で言えば、FUGLENやONIBUS COFFEEなど、北欧らしいフルーティーなコーヒーを愉しめるお店はたしかにあります。でも、それにしても──何かが違うのです。

 

そしてもう一つ驚いたのが、巨大なシナモンロールでした。🥐✨

日本の可愛らしいサイズ感に慣れていた私たちは、思わず顔を見合わせました。

「これ……お猪口とお椀くらいスケールが違わない?」笑

値段は1個500円ほど。それでいて味は本格的で、大きさも十分すぎるほど。

香ばしいシナモンと優しい甘さに包まれ、気づけば吸い込むようにと完食してしまいました。(妻「早ッ!?」)🐶笑

 

2軒目『Kaffa Roastery』── フィンランド最高評価の実力。フルーティーな一杯に心を奪われる

1軒目で完全に味をしめた私たちは、トラムに揺られ2軒目へ。

次なる目的地は、フィンランドにおけるサードウェーブコーヒーの草分け的存在、『Kaffa Roastery』です。

 

2007年に創業したマイクロ・ロースタリーで、高品質なシングルオリジン(単一産地)の豆を追求する姿勢が、多くのコーヒー好きから支持を集めています。

2019年のヘルシンキコーヒーフェスティバルで「フィンランド最高のコーヒーショップ」に選ばれた実績もあり、高い評価を得ているのも頷ける話です。

大きなソファ、心地よい音楽、リラックスした空気が流れる店内🎵

 

店員さん👨「エチオピア豆のハンドドリップはいかがですか?

このお店が特に力を入れている豆の一つがエチオピア産だと後で知ったのですが、

この時の私はそんなこととはつゆ知らず、すっかりテンションが上がって即答していました。

🐶「OK, OK!」

普段は陰キャな私ですが、この時ばかりはすっかり陽気になっていました 笑

 

運ばれてきたコーヒーは、これまたフルーティーな酸味が際立つ一杯🍇

1軒目よりもさらにワインのようなニュアンスが強く、深い味わいが口に広がります。細胞が震えるくらい美味しい。

 

気づけばこんな言葉を呟いていました。

🐶「Another one, please.…!

自分のお小遣いで、もう一杯おかわりしてしまったのです☕️

 

3軒目『Café Haukka』── ハイキングの後に立ち寄りたい、森と湖のほとりの癒やしカフェ

3軒目は、ヌークシオ国立公園の駐車場ちかく、

ハウッカラ湖のほとりにある自然派カフェ『Café Haukka』です。🏞️

 

森と湖を臨むテラス席で、散策のあとの一杯をゆっくり味わえる、都会の喧騒を忘れさせてくれる場所

店内には薪ストーブがあり、季節を問わず訪れる人々の憩いの場になっています。

 

最高のロケーション。で、コーヒーは魔法瓶からセルフで注ぐスタイルでした。

ところが私の番になった瞬間、コップ半分ほど注いだところで・・・ピタリと止まってしまいます。

店員さん「あら、無くなっちゃった? すぐに淹れ直しますね。それ(半分のコーヒー)はどうぞ、飲んでいてください」

そう言って彼女は店の奥へ。

……でました、私の“プチ不幸体質”、ここでも発揮でしょうか?!?

 

🐶「まあ、あまり期待しすぎずに……」

そう思いながらコップ半分のコーヒーを口にすると、酸味の効いた、驚くほど美味しい味わいが広がりました。

 

しかも、後で淹れ直してもらったコーヒー(なみなみと注いでいただきました☕️✨)はさらに奥行きがあり、思わず唸り声が漏れてしまいます

いや、本当に美味しすぎる。ポットに入っていただけなのに、どうしてこんな味が出せるんだろう……

毎日飲むから、美味しくなる。フィーカ文化の背景

ホテルに戻ってからも、私と妻のコーヒー談義は終わりません。(好きなものには饒舌な隠キャ)

エチオピア豆は日本にもあるのに、なぜこんなに味が違うのだろう?」そんな些細な疑問から、少し調べてみて、なるほどと思いました。

どうやらフィンランドでは、“浅煎り・高酸味”のコーヒーが主流なのだそうです。

そしてこのタイプのコーヒーは、淹れ方一つで味が大きく変わる繊細なものだと知りました。

淹れる人の腕が試される、ということなのかもしれません。

そこで思い当たったのが、あの

フィーカの文化

でした。

 

日常的にコーヒーを淹れる土壌が暮らしに根付いているから、みんな自然と淹れるのが上手になっていく。

どのお店に入ってもハズレがなく、美味しいコーヒーが飲めるのは、そういう背景もあるのかもしれないね、

なんて妻と話していました。

 

ちなみに、滞在先のコンドミニアムにもコーヒーメーカーからフレンチプレスまで常備されていて、まるで「いつでも本格的なコーヒーをどうぞ」と言わんばかりの充実っぷり!

コーヒー好きには、天国です。

この国には、好きなものしかありません✨

思わず「ここに住む!」と口走ってしまった私に、妻(陽キャ)は、大爆笑していました 🐶👩笑

 

酸味がこんなに美味しいなんて!フィンランドのコーヒー体験

今回の旅で私が出会ったフィンランドのコーヒーは、どれもワインのようにフルーティーな酸味と、深みを感じる一杯でした。

日本で慣れ親しんでいた「苦味とコク」が主役のコーヒーとは、全く異なる世界がそこにあったと思います。

そして何より驚いたのは、どのお店のレベルも本当に高いこと。

それはきっと、一部の専門店が特別な豆を使っているから、という話だけではないように思います。

コーヒーを愛する「文化」が日常に溶け込んでいるからこそ、全体のレベルがごく自然に高くなっている。そんな印象を受けました。

これはもう、コーヒー好きの方はもちろん、そうでない方にこそ一度体験してみてほしい、そう思える味わいでした◎

 

最近、妻が言いました。

「来年はオスロに行ってみない?」

その提案に、私は反射的にこう答えていました。

「……ヘルシンキ!!」

それくらい私の心と舌は、あのフルーティーな一杯に、すっかり心を奪われてしまったのです🐶☕️✨

フィンランドの夏の夜は「白夜(びゃくや)」として知られています。
首都ヘルシンキでも、夜0時頃でも空がほんのりと明るく、
まるで一日が終わらずに続いているかのような不思議な感覚に包まれます。

 

前田 啓人 : ライター(リラトレトレーナー)

東京都中野区生まれ。理学療法士。

2013年に国家資格の理学療法士免許取得後、病院(急性期、回復期、療養、訪問)、デイサービス、訪問看護ステーションで10年臨床経験を重ね、2023年4月にリラトレ トレーナーとしてリラトレを開業。
3月にタイ現地にて政府認定タイ式マッサージのインストラクターの資格を取得。
2024年より整形外科クリニック勤務。4月大学院(保健医療学修士課程)入学。
野球と筋肉が好きなオタク。


 

リラトレで出来ること


① お話を伺って、病院受診が必要かどうかのご提案が出来ます。

② 痛めた直後の場合、痛めた箇所の周りの箇所のリラクゼーションやストレッチ、トレーニングを行い、痛めた箇所への負担を楽に出来ます。

③ 痛めてからしばらく経っている場合、痛めた箇所のリラクゼーションやストレッチ、トレーニングを行い、痛めた箇所そのものを楽に出来ます。

④ なぜその場所を痛めたのか、間接的な原因を探り、その原因へのアプローチをすることが出来ます。

⑤ ご自身で行える対処方法のご提案が出来ます。

 

ご予約はこちら

 

お体についてお悩みの方、ぜひお待ちしております。

宜しくお願いします。

リラトレトレーナー 前田 啓人

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